ハナビラタケとは白色~淡黄色の食用キノコで、直径20~40cmの葉ボタン状に成長します。 日本では北海道、本州、四国の高山で、カラマツやアカマツなどの針葉樹の根元や切り株に発生しますが、 野生のハナビラタケを発見することは珍しく、登山家から「幻のキノコ」と言われています。
ハナビラタケは、根や樹皮の傷から木に侵入し菌糸を伸ばし、養分を吸い取った挙句に木を腐らせてしまう大変なパワーを持ったキノコ。
葉ボタン状に成長するまで、4年かかると言われています。
幻のキノコのため、生態はあまり知られずひっそりと生息していましたが、1996年に人工栽培に成功し、関連企業に注目されています。
高い栄養価を持つハナビラタケですが、栽培に大変高度な技術を要するため、
現在栽培は国内キノコメーカー数社しかできません。